天竜林業高校調査書改ざん贈収賄冤罪事件
北川好伸(元校長)
2006年、静岡県立天竜林業高校の校長だった北川好伸さんが、教員に生徒の調査書の成績改ざんを指示し、生徒の祖父(元天竜市長・中谷良作氏)から謝礼20万円を受け取ったとして虚偽有印公文書作成・加重収賄罪に問われた。345日間の身柄拘束にも一貫して否認。2010年に有罪確定。中谷氏も贈賄罪で罰金確定後に自白撤回。第2次再審請求中。
2006年、静岡県立天竜林業高校の校長だった北川好伸さんが、教員に生徒の調査書の成績改ざんを指示し、生徒の祖父(元天竜市長・中谷良作氏)から謝礼20万円を受け取ったとして虚偽有印公文書作成・加重収賄罪に問われた。345日間の身柄拘束にも一貫して否認。2010年に有罪確定。中谷氏も贈賄罪で罰金確定後に自白撤回。第2次再審請求中。
- 事件発生
- 2006年
- 被告人
- 北川好伸(元校長)
- 判決
- 懲役2年6月・執行猶予4年・追徴金20万円(2009年11月26日)
- 現在のステータス
- 有罪確定(再審請求中)
- 冤罪の原因
- 自白強要、共犯者供述の問題、証拠開示の問題
タイムライン
天竜林業高校で2人の生徒の調査書の成績改ざんが行われる
匿名の投書で改ざんが告発される
北川好伸校長(当時)が虚偽有印公文書作成容疑で逮捕
元天竜市長・中谷良作氏からの20万円の収賄で追起訴
11月26日、静岡地裁浜松支部で懲役2年6月・執行猶予4年・追徴金20万円
6月17日、東京高裁が控訴棄却。最高裁も上告棄却し確定
中谷氏が自白を撤回したのを受け再審請求
最高裁が特別抗告を棄却
銀行データに基づくアリバイ証拠で第2次再審請求
弁護団が、2007年12月10日とされる2回目の贈収賄について、贈賄側の中谷元市長が当日午前10時半から正午過ぎまで銀行にいたことを示す銀行の伝票データ(振込完了時刻「12:26」の印字など)を新証拠として申立補充書を提出。認定された時刻に高校を訪ねて賄賂を渡すのは不可能だと主張した。
「自白はすべて虚偽だった」と証言を翻し、自らも再審請求していた贈賄側の元天竜市長・中谷良作さんが老衰のため死去した。93歳。中谷さんの再審請求(東京高裁に即時抗告中)を遺族が引き継ぐかは不明とされた。
静岡地裁浜松支部(來司直美裁判長)で、裁判所・弁護団・検察による初の三者協議が開かれた。裁判長は検察に対し、弁護団が求める7項目の証拠開示に応じるか全般的に検討するよう促し、2026年2月13日までの報告を求めた。次回協議は2026年3月24日に設定。弁護団は『大きな節目』と評価した。
参考リンク
参考文献
袴田事件(最高裁差戻し)と布川事件(国賠勝訴)を巻頭特集。甲山事件・小石川事件・天竜林業高校事件・倉敷民商事件・和歌山毒カレー事件なども収録。燦燈出版。
Amazonで見る ↗名張事件と大崎事件第4次再審を巻頭特集。北海道庁爆破事件・狭山事件・飯塚事件・Coinhive事件・大川原化工機事件・天竜林業高校事件なども収録。燦燈出版。
Amazonで見る ↗袴田事件再審無罪判決と再審法改正を巻頭特集。三鷹事件・狭山事件・福井女子中学生殺人事件・日野町事件・大崎事件・プレサンス元社長事件・今市事件なども収録。燦燈出版。
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